東京都内:中古マンションより中古戸建てが安く見える理由
都内で「中古戸建ての方が安いかも?」と感じるのは、主に 立地の出方・需要の強さ・価値の評価され方がマンションと違うためです。
1) 立地と需要の違い
中古マンションは駅近・都心寄りの物件が多く、通勤や買い物などの利便性で選ばれやすい傾向があります。 その分、人気が強く価格が下がりにくいことがあります。
一方で中古戸建ては、同じ都内でも駅から距離がある・エリアが外側・道路条件が弱いなどの物件が混ざりやすく、 平均的に見ると価格が抑えられて見えることがあります。
2) 供給と希少性の見え方
都心部はマンション需要が強く、特に築浅や駅近の中古マンションは「新築の代替」として選ばれることがあり、 価格が強く出ることがあります。
戸建ては、人気の駅近・好立地がそもそも少ないうえに、条件がバラバラなので、 「同じ基準で比較しづらい」→「安い物件が目に入りやすい」こともあります。
3) 価値の評価(建物の減価の違い)
戸建ては、特に木造だと築年数が進むと建物部分の評価が下がりやすい傾向があります。 すると価格は土地価格に近づきやすく、「戸建ての方が安い」印象になりやすいです。
マンションも建物は古くなりますが、駅近など立地が強い場合、 取引では「立地に対する需要」が価格を支えやすいケースがあります。
4) 都市部のニーズ(利便性重視が強い)
都内では「広さ」よりも「駅距離・アクセス・管理のラクさ」を優先する層が一定数いて、 マンションに需要が集まりやすいことがあります。
ざっくり比較(傾向)
| 要因 | 中古マンション | 中古戸建て |
|---|---|---|
| 立地 | 駅近・都心寄りが多く出やすい | 駅遠・外側エリアも混ざりやすい |
| 需要 | 強め(利便性・資産性で選ばれやすい) | 人を選ぶ(広さ重視など目的が明確な層) |
| 価格の出方 | 高止まりしやすいケースあり | 築古だと建物評価が落ち、安く見えやすい |
| 比較のしやすさ | 間取り・管理・立地が似た物件が多く比較しやすい | 道路条件・土地形状・建物状態など個別要因が多い |
結論: 「戸建てが安く見える」のは、マンションより駅近・都心立地が少なめに出やすいこと、 そして築年数による建物価値の下がり方が大きく見えやすいことが大きな理由です。 ただし、同じエリア・同じ駅距離・同程度の築年・同程度の面積でそろえると、印象が逆転することもあります。
比較するときのチェックポイント(おすすめ)
- 駅徒歩(例:徒歩10分以内/15分以内)をそろえる
- 土地面積・延床面積(㎡)をそろえる
- 築年数とリフォーム履歴(耐震・水回り)を確認する
- 戸建ては「接道(幅・方角)」「再建築可否」「用途地域」も見る
- マンションは「管理費・修繕積立金」「長期修繕計画」「総戸数」を見る