初心者が考えた!俺の最強iDeCoポートフォリオ

初心者が考えた!
俺の最強iDeCoポートフォリオ
〜投資信託商品の選び方〜

iDeCo始めます!

※そもそもiDeCoって何?って人は、自分用にまとめたページがあるので、そちらも参考にiDeCoを知る

投資対象をどのように選ぶか?

資産運用とは「お金を育てるために、金融商品を組み合わせて持つこと」です。
ただし、増える可能性(リターン)がある一方で、価値が減る可能性(リスク)もあります。

一般的に、リターンが大きい商品はリスクも大きく、リターンが小さい商品はリスクも小さい傾向があります。

そこで、ふつうは

  • リターンは大きいがリスクも大きい商品(例:株式)
  • リターンは小さいがリスクも小さい商品(例:債券や預金)

この二つを組み合わせて、全体のリスクとリターンをバランスさせます。
iDeCoは長期の運用なので、株式などリスクのある資産を取り入れても、時間をかけて成長を狙うことができます。

※ 実際には、単純にリターンとリスクの大きさで考えるのではなく、資産ごとの「相関関係」によって組み合わせることが重要です。
詳しくは「ポートフォリオ理論」「相関関係」「分散投資」で調べてみてください。

IDECOで選べる商品の種類

1. 大きな分類

IDECOで選べる商品は、だいたい次の4つに分かれます。

  • 株式
    リスク高いがリターン大きい。長期的な成長の源泉。
  • 債券
    リスク低め。値動きのクッションとして機能。
  • 定期預金/保険商品
    ほぼリスクなし、元本保証。ただし増えにくい。
  • REIT(不動産投資信託)
    一部ラインナップにある。株式に近いリスクとリターン。

2. 株式の中での地域配分

株式の比率が決まったら、その中をどう分けるかを考えます。

  • 世界株式(オールカントリー)
    全世界に分散。シンプルかつバランスが良い。
  • 米国株式
    成長性重視。世界経済の中心を取るイメージ。
  • 国内株式
    日本円で投資できる安心感。ただし成長性はやや控えめ。
👉 初心者の方は「世界株式」または「米国株式」をメインに据えるのが一般的です。

3. 投資スタイル(運用方法)

  • インデックス(指数連動型)
    • 低コストで世界や米国の成長を丸ごと取れる。
    • IDECOとの相性が抜群。
  • アクティブ(個別株やテーマ型ファンド)
    • 特定の銘柄やテーマに集中。
    • 当たれば大きいが、外すリスクも高い。
👉 長期投資のIDECOでは「インデックス中心」が王道です。

私の場合(SBIベネフィットシステムズ)

自分が選べる商品を分類してみました。

  • 1) 株式 … 国外/国内
  • 2) 債券 … 国外/国内
  • 3) 不動産(REIT)
  • 4) モノ(コモディティ)
  • 5) バランス

まずはこの分類毎にポートフォリオにどのような比率で組み込むかを決めていきたいと思います。

その前に、先ほどの分類に追加して、コモディティ型とバランス型という分類が増えました。

  • コモディティ型
    IDECOの商品としては金(ゴールド)を扱うものが多い。 株式や債券と違う動きをするため、分散効果が高まる。
  • バランス型
    ファンド側が高リスク高リターンの商品と低リスク低リターンの商品をバランスよく組み合わせてくれる。 自分で定期的に比率調整(リバランス)をする必要がないので、「とりあえずIDECOを始めたいが、考えるのは面倒」という人におすすめ。

まずは高リターン高リスク【高リ】と低リターン低リスク【低リ】の比率を決める

一般的には若いほど【高リ】が多くなり、歳を重ねるにつれ【低リ】の比率が増えていきます。
自分は始めたばかりなので【高リ】の比率を多くします。

👉 8:2で運用します。

株式/債券/不動産/モノ をどのように組み込むかを決める

基本は 株式:債券

株式80%:債券20% を基本にします。

REITとコモディティをどうするか?
分散投資の観点からは組み込みたいが、分散しすぎるとリターンも分散されてしまう。
※ 実際のREITは株式に近い値動き、コモディティ(金)は保険的な役割と理解。

結果(自分の比率)

  • 株式 75%
  • REIT 5%
  • 債券 15%
  • コモディティ(金) 5%

株式をさらに分類する

  • 国内/国外/両方
  • INDEX型(指標)/アクティブ型(テーマや事業ごと)

全体に共通することは、全てのファンドにはテーマ(何を対象とするのか)がある。

国内株式

  • 日本市場全体(TOPIX,日経平均)
  • 日本の成長株

海外株式

  • 米国市場(SP500,NASDAQ100)
  • 先進国市場
  • 新興国市場

全世界株式

  • 世界全体に分散(オールカントリー)

だいたいこんなとこかな?と。

各分類の特徴

国内市場全体
日本の景気と連動、海外に比べて成長性は低め

国内成長株
国内市場全体に比べてハイリターンハイリスク

米国市場
世界経済の中心、成長性高い、為替リスクあり

先進国市場
米国に集中するのを避ける、安定して成長、米国市場と比較してリスク減

新興国市場
ハイリスクハイリターン

全世界株式
ファンド側で地域分散をしている、自分で考えるのが面倒ならコレ

実際に配分を決める

国内株式は少しだけ
個人的に投資信託の商品で国内市場を選択する理由があまりない。
個別株であれば、情報が手に入りやすいというメリットがあるが、投資信託の場合はファンドが運用するので情報が手に入りやすいというメリットが効かない。
為替の影響を受けないというメリットもあるが為替リスクの分散といったところ。リスク分散の為に少しだけ組み込む。
5%

全世界株式は組み込まない
自分で考えて配分を決めたいので全世界株式は組み込まない。

米国市場/先進国市場/新興国市場の配分を考える
0)MSCI ACWI(全世界株式指数)などでの比率をベースにする。

  • 米国:60%
  • 日本:5%
  • 先進国:25%
  • 新興国:10%

これを基準に3パターンつくる

  • 1)米国を増やす(リターン狙い)
    → 米国比率を70〜80%に。成長企業の恩恵を最大化。
    (デメリット:米国一極集中リスク)
  • 2)新興国を増やす(ハイリターン狙い)
    → 新興国比率を20〜30%に。リスクは大きいが成長余地も大きい。
    (デメリット:政治・通貨リスクが強い)
  • 3)先進国を増やす(リスク分散狙い)
    → 米国を少し減らして欧州・カナダなどを厚めに。安定性を取りに行く。
    (デメリット:リターンはやや抑えめ)

結局0がバランス良い気がするので0をベースに、先進国の5%をREITに分配する。

最終的な比率

株式:

  • 米国株式 60%
  • 国内株式 5%
  • 先進国株式 20%
  • 新興国株式 10%
  • REIT 5%

こんな感じで行きます!
と言ってもそもそもこれから始めるので、まずは比率を無視して、しばらく米国市場の商品(S&P500やNASDAQ連動型インデックスファンド)を購入してある程度の額になったら、他の商品を組み込んで、最終的に上記の比率にするようにすすめていこうと思います。

用語集(資産運用の基本)

ポートフォリオ理論

資産を組み合わせてリスクを減らす考え方。投資の教科書的キーワード。

相関関係(相関係数)

2つの資産が同じ方向に動くかどうかを示す指標。

分散投資

「卵を1つのカゴに盛るな」という有名なたとえ話で説明されやすい。

資産配分(アセットアロケーション)

株式・債券・現金など、資産全体をどう配分するかの考え方。

リスク分散効果(分散効果)

違う値動きをする資産を組み合わせることで全体を安定させる考え方。

ファミリーファンド方式

投資信託の運用手法の一つ。
表向きの「子ファンド」が、実際には「親ファンド」にまとめて投資し、親ファンドが株式や債券に投資する仕組み。
多くの投資信託がこの方式を採用しており、効率よく運用できる。
👉 利用者(私たち)は子ファンドを買うけれど、実際の運用は親ファンドで行われているイメージ。

為替ヘッジ

海外資産に投資するときに「為替レートの変動リスク」を抑える仕組み。
ヘッジあり:円とドルなどの為替変動の影響を小さくする。値動きが安定するが、コストがかかる。
ヘッジなし:為替の影響をそのまま受ける。円安なら利益が増えるが、円高なら損失が出やすい。

👉 IDECOのような長期投資では「ヘッジなし」が選ばれることも多い(為替は長期でプラスマイナスがならされやすい、とされる)。

信託報酬(しんたくほうしゅう)

投資信託を保有している間にかかる運用管理コスト。
・ファンドの運用会社や販売会社への報酬にあたる。
・毎日少しずつ基準価額から差し引かれているので、直接請求されることはない。
・数字が小さいほど(例:0.1%程度)コストが安く、長期投資では有利。
👉 IDECOで選ぶなら「低コストインデックスファンド」が人気。

純資産総額(じゅんしさんそうがく)

その投資信託に集まっているお金の総額。
・大きいほど多くの人に選ばれていて、安定して運用されやすい。
・極端に小さいファンドは、繰上げ償還(強制終了)になるリスクもある。
👉 目安としては数百億円以上あれば安心感がある。